還骨法要の一般的な流れをご紹介しますが、地域によって異なる場合があります。

- 遺骨を後飾り壇に安置する
- 還骨法要
- 初七日法要
- 親族、関係者などで会食
家族のやることチェックリスト
- 自宅に遺骨を安置する後飾り壇は、四十九日の忌明けまで飾っておきます。
ワンポイント
近年は、遠方から来る親戚縁者の負担などを考慮して、葬儀・告別式に続いて初七日法要を行う傾向にあります。これを繰り上げ初七日や取り越し法要などと呼ばれています。
葬儀の豆知識
「精進落とし」の由来

火葬後、または葬儀・告別式の後に設ける会食や宴席を、一般的に「精進落とし」と言います。
これは、宗教・宗派、地域によっては「精進上げ」「忌中祓い」「お斎(おとき)」「直会」「仕上げ」などとも呼ばれています。もともとは、仏教で肉や魚を断って精進した中陰の期間(四十九日)に区切りをつけ、日常生活に戻る宴「精進落とし」の際に、魚や肉などの「なまぐさもの」が出されたことに由来しています。現在では死者とお別れの会、故人を偲ぶ会、僧侶やお手伝いしてくれた方への感謝の宴席など、さまざまな意味が込められています。

この記事の監修者
むすびす株式会社 代表取締役社長兼CEO 中川 貴之
大学卒業後、株式会社テイクアンドギヴ・ニーズの立ち上げに参画。2002年10月葬儀業界へ転進を図り、株式会社アーバンフューネスコーポレーション(現むすびす株式会社)を設立、代表取締役社長に就任。明海大学非常勤講師。講演・メディア出演多数。書籍出版