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相談員 : 奥田 壮

葬儀のマナーについて詳しく解説

マナー・流れ

突然の訃報に接し、葬儀に参列することになったとき、「どんな服装で行けばいい?」「香典はどうすれば?」「焼香の作法がわからない」と不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
とくに親族や会社関係の葬儀では、場にふさわしい振る舞いが求められます。
本記事では、参列者として失礼のない行動ができるよう、葬儀マナーの基本から、服装・髪型・香典・焼香・挨拶・言葉づかいまでを網羅的に解説します。
初めての方でも安心して読めるように、流れに沿ってわかりやすくご紹介しますので、ぜひ当日の心構えとしてお役立てください。

はじめての参列でも安心|葬儀マナーの基本と心構え

葬儀とは、故人を偲び、感謝や哀悼の意を伝える大切な儀式です。参列する際には、「気持ちを込めて、慎み深く行動する」ことが何よりのマナーといえます。
見た目だけでなく、言葉や所作にも心を込めることが、遺族や親族への最大の配慮となります。
以下は、参列者として最低限意識しておきたい「葬儀マナーの基本」です。

控えめな装いと態度を意識する
黒を基調とした地味な服装・小物を選び、アクセサリーや香水は控えめに。行動や声のトーンも抑え、「目立たない」ことが礼儀です。
遺族・親族への思いやりをもつ
たとえ言葉が見つからなくても、深く頭を下げるだけでも十分です。無理に話しかけたり、詮索したりせず、そっと寄り添う姿勢が大切です。
周囲や進行に従って行動する
焼香や着席のタイミングに迷ったら、係員や前の人の動きを見て従うのが無難です。自分から率先して動かず、静かに従うのが基本と心得ましょう。

葬儀マナーの全体の流れ|受付から退場まで

葬儀に参列する際は、一つひとつの行動に配慮が求められます。
事前に流れを把握しておくことで、当日も落ち着いて対応することができるでしょう。
ここでは、受付から退場までの一般的な流れと、それぞれの場面で気をつけたいマナーを解説します。

会場到着|時間・服装・第一印象に注意

  • 到着時間は開始10〜15分前が基本。遅刻は厳禁です。
  • 会場に入る前にコートや傘は脱ぎ・たたみ、入口で整える。
  • スマートフォンの電源はOFFまたはマナーモードに。

服装や髪型などの身だしなみに乱れがないか、最後に確認してから静かに会場へ入りましょう。

受付でのマナー|香典と挨拶の作法

  • 香典はふくさに包み、受付で両手で差し出すのが基本です。
  • このときの挨拶は「このたびはご愁傷様でございます」の一言で十分。
  • 芳名帳に丁寧に記名し、無駄な会話や長話は控えましょう。

会社関係や友人などの場合は、関係性がわかるように会社名や肩書も添えると丁寧です。

着席・式中のマナー|静かに周囲に配慮して

  • 着席は係員の指示または前方から親族、後方に一般参列者という順が一般的。
  • 式中は私語厳禁。姿勢を正し、読経や黙祷の際は心を込めて参加します。
  • ハンカチは黒か白、涙を拭くときも音を立てないよう配慮を。

隣の人と話す・スマホを触るといった行為は厳禁です。

焼香のマナー|宗派に応じた作法と気配り

  • 案内されたら順番に焼香台へ向かいます。
  • 数珠は左手にかけるのが一般的。胸元で合掌・一礼し、宗派に応じた回数で焼香。
  • 焼香後は遺影に一礼して静かに席へ戻ります。

作法に不安がある場合は、前の方の動きを参考にするのが自然です。

式の終了・退場時|遺族への挨拶と退出の流れ

  • 式が終わったら、遺族の方に一礼・または軽くお悔やみの言葉を添えて退場します。
  • 「本日はご愁傷様でした」「どうかご自愛くださいませ」など、簡潔な挨拶で十分。
  • 退出後も、精進落としに参加する場合は再度静かに行動を。

式後はロビーなどで話し込まず、速やかに移動または解散するのがマナーです。

服装マナー|男女・季節・親族・会社関係者で異なるポイント

葬儀の場において第一印象を大きく左右するのが「服装」です。
喪主や親族だけでなく、一般参列者や会社関係者も、故人や遺族への敬意を示す意味で、適切な装いが求められます。
「黒い服なら何でもいいのでは?」と思われがちですが、光沢の有無やスーツの形、靴・ストッキング・バッグといった小物まで気を配る必要があります。
この章では、性別や立場、季節に応じた葬儀の服装マナーについて詳しく解説します。

男性の服装マナー

基本スタイル

スーツ:黒無地の「ブラックフォーマル」が基本。シングル・ダブルは問わないが、光沢のある素材は避ける。
シャツ:白無地。ボタンダウン・色付き・柄付きシャツはNG。レギュラーカラーが最適。
ネクタイ:黒無地。サテンなど光沢のある素材は避け、結び方はプレーンノットが無難。
:黒の内羽根ストレートチップが理想。金具付きやスエード素材は避ける。
靴下:黒無地。白や柄入りはNG。

立場別の服装

遺族・親族(喪主含む):正喪服(モーニング、紋付袴など)を選ぶのが正式だが、ブラックフォーマルでも可。
一般参列者(友人・会社関係):準喪服(ブラックフォーマル)で十分。
通夜のみ参加:ダークスーツ(黒・濃紺・チャコールグレー)でも可。

女性の服装マナー

基本スタイル

服装:黒無地のワンピース、アンサンブル、パンツスーツなど。レースや透/け感のある素材、装飾は避ける。
スカート丈:膝下〜くるぶし丈が望ましい。短すぎるスカートはNG。
ストッキング:黒無地。ラメ・柄物・タイツは避け、30デニール以下が理想。
:黒のシンプルなパンプス(ヒール3〜5cm程度)。エナメルやオープントゥ、サンダルはNG。
バッグ:黒の布製または皮革の手提げ。光沢・ブランドロゴ入りは避ける。

アクセサリー・メイク

・アクセサリーは一連のパールネックレス、結婚指輪程度。
・メイクはナチュラルに抑え、ネイルは透明または控えめなベージュ。

子供の服装マナー

・制服がある場合は制服での参列が推奨。
・制服がない場合は、黒・紺・グレーを基調とした落ち着いた服装(ブレザー+シャツ+長ズボン or ワンピース)。
・キャラクター柄・派手な色は避ける。
・靴は黒や紺のローファーやスニーカー(できれば無地)。蛍光色・音の鳴る靴は避ける。

学生の服装マナー(中高生・大学生)

制服がある場合:そのまま着用。ただしスカート丈やリボンなどの装飾が過剰でないか確認。
制服がない場合:黒・紺などの落ち着いた色のスーツ、ワンピース、ジャケットスタイルで参列。
・靴・バッグも派手なデザインは避けること。

髪型・身だしなみのマナー|清潔感と控えめさが鍵

葬儀におけるマナーは、服装だけでなく、髪型や持ち物など細かな部分にも配慮が求められます。
「場にふさわしいか」「遺族に失礼がないか」といった観点で、清潔感と控えめさを意識することが大切です。
この章では、参列者が気をつけたい髪型・身だしなみのポイント、そして必携の持ち物とあると便利なアイテムをまとめて解説します。

髪型・身だしなみの基本マナー

女性の注意点

・髪が長い場合は、低めの位置でひとつにまとめる
・明るすぎる髪色はNG。トーンを落とすか、黒のまとめ髪用ネットで整える
・派手なヘアアクセサリーは避け、黒のゴムやピンを使用

男性の注意点

・短髪・整髪は基本。ワックスは少量に抑える
・ヒゲは剃るのが無難。整っていれば軽い無精髭も容認される場合あり
・明るすぎる髪色やパーマスタイルは避けるのが無難

共通の身だしなみポイント

・ネイルは透明または控えめな色で整える
・香水・強い整髪料の匂いは避ける
・マスク着用時も黒・グレーなどの控えめな色を

持ち物マナー|「必須」と「あると便利なもの」

【必ず持参したい基本セット】

持ち物 マナーと選び方
数珠 略式数珠が主流。宗派の違う葬儀でも使用可。パワーストーンなどのブレスレットはNG。
香典と袱紗 寒色系の袱紗で包む。香典袋は白黒または銀白。表書き・金額は事前に確認を。
ハンカチ 白や黒、グレーの無地。木綿や麻など吸収性の良い素材を。タオル地・柄物は避ける。
ティッシュ 派手な柄や広告入りは避け、落ち着いたケースに収納。
財布 バッグやポケットに入る小型のものを。現金は最小限でOK。

【状況に応じて持っておくと便利なもの】

持ち物 利用シーン・補足
タオル 夏の汗拭き・雨天時に便利。濡れ物はビニール袋で分別。
折りたたみ傘 晴雨兼用で黒・紺など地味な色が好ましい。
エプロン 遺族・親族として手伝いが予想される場合に備える。
サブバッグ 返礼品や替えのストッキング・メイク用品などを収納。黒・無地が基本。
老眼鏡 芳名帳の記入や式次第の確認用に。
替えのストッキング 破れた際の予備として必携(特に女性)。
着替え 遠方からの参列や夏場・冬場の気候対応に。
宿泊セット 宿泊を伴う場合は部屋着や充電器なども忘れずに。

持ち物マナーの注意点

  • バッグや小物は黒・寒色系・無地が原則
  • アクセサリーや派手な腕時計は基本的に外す(結婚指輪と一連パールは可)
  • 数珠は個人のものを使用し、家族間でも貸し借りはしない
  • 小物が揃わない場合は礼装品のレンタル利用も有効

子ども連れでの参列時の持ち物

アイテム 補足
おやつ・飲み物 におい・音が出ないもの
静かなおもちゃ 音が鳴らない・一人で遊べるもの
おむつ・おしりふき 念のため多めに
おむつ替えシート 専用スペースがない場合に備えて
着替え一式 汗や食べこぼしへの備え

準備の丁寧さがマナーになる

持ち物は「ただ持っていく」だけでなく、その選び方・見た目・配慮の姿勢までがマナーの一部です。
葬儀は突然のことも多いため、事前にチェックリストで備えておくことで、心穏やかに当日を迎えることができます。

香典のマナー|金額相場・表書き・渡し方の注意点

弔意を示すうえで、包むお金の扱いには特別な配慮が求められます。
故人やご遺族に対する気持ちを「形」にするこの行為は、金額の大きさではなく、心を込めた準備と丁寧な渡し方が何より大切です。
ただ、その慣習には宗教や地域、立場によって細かな違いがあり、「どの袋を選ぶべきか」「金額はどのくらいが妥当か」「どんな書き方が正しいか」など、戸惑うことも多いかもしれません。
ここでは、参列にあたって知っておきたい基本的なマナーを、実例を交えながらご紹介します。

香典金額の目安

関係性 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代
3万~10万円 5万~10万円 5万~10万円 5万~10万円
兄弟姉妹 3万~5万円 5万円 5万円 5万円
祖父母 1万円 1万円 1万円 1万円
叔父叔母 1万円 1万円 1万円 1万円
親戚 1万円 1万~3万円 1万~3万円 3万~5万円
職場の上司 3千~5千円 5千~1万円 1万円 1万円
職場の同僚 3千~5千円 5千円 5千円 5千円
取引先 3千~5千円 5千円 5千円 5千円
友人・知人 3千~5千円 5千円 5千~1万円 1万円
近隣住民 1千~3千円 3千円 5千円 5千円

※「偶数は縁起が悪い」「新札は避けるべき」といった風習もありますが、地域や年代によって変化しています。

香典袋の選び方|宗教と金額に合ったものを

香典の金額 不祝儀袋の種類
3千円~5千円 水引が印刷されたもの
1万円~3万円 白黒の水引がついたもの
5万円~ 双銀の水引がついたもの
1万円~3万円 白黒の水引がついたもの

香典袋の書き方|表書き・氏名・中袋の記載方法

表書きの基本(宗教別)

  • 仏式:御霊前(四十九日前)/御仏前(四十九日以降)
  • 神式:御玉串料、御神饌料
  • キリスト教:御花料、御ミサ料、忌慰料
自分の名前の書き方
  • フルネームを水引の下に中央揃えで書く
  • 夫婦連名の場合は、右に夫の氏名、左に妻の名のみ
  • 複数人連名は3名まで、4名以上は代表名+「他〇名」

中袋の記載例

  • 表:金額(旧字体「金壱萬円也」など)
  • 裏:氏名・住所・電話番号
金額 旧漢字
3千円 金参仟圓也
5千円 金伍仟圓也
7千円 金七仟圓也
1万円 金壱萬圓也
10万円 金拾萬圓也
100万円 壱百萬圓也

香典の包み方と袱紗(ふくさ)の扱い方

  • 袱紗は紫・紺・深緑などの寒色系を使用
  • 香典袋をひし形の袱紗に包み、右→下→上→左の順に折る
  • 中袋にはお札の「顔が裏・下向き」になるように入れる(控えめな弔意)

香典の渡し方と挨拶の言葉

  • 受付で:「このたびはご愁傷様でございます」と一礼
  • 香典は袱紗から出し、表書きが相手から読める向きで両手で差し出す
  • 言葉例:「どうぞ御霊前にお供えください」

状況別の香典マナー

ケース 対応方法
辞退されている場合 香典は持参しない
後日お花・手紙を送る
参列できない場合 現金書留で送る
代理に託す
後日弔問時に渡す
ペットの葬儀の場合 香典は不要。お花などで気持ちを伝える

香典返しとお礼状について

  • 香典返しは遺族側が行うもの。通常は「半返し」が目安
  • 最近は即日返し(当日渡し)も一般的
  • お礼状では句読点・重ね言葉・忌み言葉を避けるのが慣習

香典は心をこめた準備と丁寧な渡し方を

香典は金額や形式だけでなく、気持ちをこめて丁寧に準備し、正しく渡すことが何よりの供養になります。
地域や宗派によって異なる部分もあるため、迷ったときは事前に調べるか、葬儀社に相談すると安心です。

焼香・お辞儀・所作のマナー|式中の動き方の基本

葬儀での焼香は、単なる形式ではなく、故人への敬意と祈りを表す大切な行為です。
宗派や式場によって異なるスタイルがあり、不慣れな方にとっては戸惑う場面もあるかもしれません。
しかし、最も大切なのは「故人を想う気持ち」であり、多少の作法の違いに過度な不安を感じる必要はありません。
ここでは、基本的な焼香の流れと、仏教の抹香・線香の違い、宗派による違い、神式・キリスト教式での対応方法まで、幅広くご紹介します。

焼香の意味と目的

焼香とは、香を焚いて故人の冥福を祈る儀式で、仏教葬儀では欠かせない所作です。
お香の煙には、身を清める意味と、故人や仏さまへ祈りを届けるという意味が込められています。
参列者はこの行為を通じて、故人に想いを捧げます。

焼香の順番|誰がいつ行う?

焼香は、故人との関係が深い順に行うのが基本です。
一般的な順番は以下の通りです。

  1. 喪主
  2. 遺族
  3. 親族(親・配偶者・子ども・兄弟姉妹など)
  4. 一般参列者

会場ではあらかじめ焼香の順番になるよう席が配置されることもあります。
自分の順番が来たら、静かに所定の位置に進みましょう。

焼香の形式と手順

焼香にはいくつかの形式があります。
会場の広さや宗派によって異なるため、案内に従って行います。
立礼焼香(一般的な式場)

  1. 順番が来たら軽く会釈して前へ
  2. 焼香台の前で遺族と僧侶に一礼
  3. 遺影に向かって一礼し、抹香を香炉にくべる(1〜2回)
  4. 合掌
  5. 2〜3歩下がってから、遺族と僧侶に再度一礼し席へ戻る

座礼焼香(寺院や自宅など)

  1. 順番が来たら軽く会釈して前へ進む
  2. 膝行(膝をついたまま移動)で焼香台へ
  3. 遺影・遺族に一礼し、座布団に正座
  4. 焼香→合掌
  5. 膝行で後退しながら退出

回し焼香(席を離れずに行う)

  1. 焼香炉を受け取る際に軽く会釈
  2. 焼香(抹香または線香)を行い、合掌
  3. 次の人へ静かに渡す

抹香と線香の違い・扱い方

  • 抹香:粉末状のお香をつまみ、香炉にくべます。宗派により1〜3回行います。
  • 線香:1本を使うことが多く、火をつけたら手で仰いで消します(息で吹き消すのはNG)。

宗派によって細かな作法は異なりますが、参列者が多い場合は1回でも問題ありません。大切なのは、気持ちを込めることです。

宗教別の作法

神式(玉串奉奠)
神道の葬儀では、香の代わりに「玉串(榊の枝)」を供えます。

  1. 玉串を両手で受け取る
  2. 根元を手前にして時計回りに回転させる
  3. 案(台)に供え、二礼・二拍手(音を立てず「忍び手」)・一礼
  4. 下がって一礼し、席へ戻る

キリスト教式(献花)
香の代わりに白い花(主にカーネーション)を供えます。

  1. 花を両手で受け取り、遺影に一礼
  2. 根元が奥になるように献花台へ供える
  3. 黙祷 → 遺族に一礼して戻る

焼香時のマナー

忌み言葉に注意
「重ね重ね」「ますます」「再び」などの重ね言葉や、「死」「消える」「浮かばれない」などの不吉な表現は避けましょう。
挨拶は簡潔に
長話は避け、「このたびはご愁傷さまです」「お悔やみ申し上げます」といった一言にとどめます。
数珠の持ち方
焼香中は左手に数珠をかけて、右手で抹香をつまみます。数珠は椅子や机に置かず、バッグにしまいましょう。

挨拶と言葉のマナー|遺族・親族への声かけ例とNG表現

基本の考え方:挨拶は“短く・丁寧に・心から”
葬儀では、遺族や喪主に対して感情を伝えることが何よりも大切です。
ただし、式の場は厳粛であり、長い言葉や場にそぐわない話題は避けるのがマナーとされています。

参列者から喪主・遺族への挨拶例

・「このたびはご愁傷さまでございます」
・「突然のことで驚いております。心よりお悔やみ申し上げます」
・「ご生前のお姿が思い出されます。どうぞご自愛ください」
※ 遺族の負担を減らすため、深追いせず、言葉は手短にしましょう。

焼香時に添える言葉

焼香の際、遺族に目礼するだけでも構いませんが、一言添えるなら以下が無難です
・「ご冥福をお祈りいたします」
・「安らかなお眠りをお祈りいたします」
・(焼香後に)「ご挨拶は後ほど改めてさせていただきます」

忌み言葉・避けるべき表現

葬儀では以下のような言葉は避けましょう

忌み言葉の例 理由
重ね重ね、再三、度々 「不幸が重なる」と連想されるため
消える、浮かばれない 死を直接的に連想させるため
四、九 「死」「苦」に通じる数字

葬儀マナーに関する よくある質問

Q

参列時の服装はどこまで気をつけるべきですか?

基本は喪服(準礼装)ですが、急な通夜などでは地味な色味のスーツやワンピースでも構いません。
色は黒・紺・グレーが無難で、肌の露出や光る装飾は避けるのがマナーです。
子どもや学生も、制服や落ち着いた色の服を選びましょう。

Q

髪型やメイクにもマナーがありますか?

はい、あります。
髪は派手なカラーや盛り髪を避け、清潔感のあるまとめ髪が基本です。
メイクもナチュラルを意識し、ラメや赤リップは避けましょう。
男性は整髪料の香りにも注意が必要です。

Q

香典の金額に明確な決まりはありますか?

故人との関係や地域の慣習によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです
・親族:10,000~50,000円
・友人・知人:3,000~10,000円
・会社関係:5,000~10,000円
新札は避け、香典袋の表書きや中袋の書き方にも注意が必要です。

Q

持ち物は何を準備すればいいですか?

香典のほかに、数珠、黒か落ち着いた色のハンカチ、小ぶりのバッグなどが基本です。
袱紗(ふくさ)に香典を包むとより丁寧な印象になります。
スマートフォンは音が鳴らないようマナーモードに設定しましょう。

Q

焼香の正しい方法がわかりません

基本の動作は、香をつまんで額の高さまで掲げ、香炉にくべ、合掌する流れです。
回数や形式は宗派によって異なりますが、1回で済ませるケースが多く見られます。
心を込めて行うことが何より大切です。

Q

弔辞や会話の中で避けた方がいい言葉はありますか?

はい。
葬儀では「重ね言葉」(たびたび、ますますなど)や忌み言葉(消える、終わる、死ぬなど)は避けましょう。
挨拶は「ご愁傷さまです」「お悔やみ申し上げます」と簡潔に。故人の死因などを質問するのもマナー違反です。

Q

会社関係者として参列する際、気をつける点は?

直属の上司や同僚の葬儀には、原則として正式な喪服で参列します。
受付では会社名とフルネームを伝え、香典袋には「◯◯株式会社 △△」などと記載。
香典は個人で出すか会社名義かを事前に確認しておくと安心です。

マナーを守ることは「心を込めた参列」の第一歩

葬儀の場では、服装や焼香、香典、挨拶など、形式やマナーに気を配ることが求められますが、それは単に「ルールを守ること」ではありません。
一つひとつの所作に心を込め、故人への敬意や遺族への思いやりを形にすることが、なにより大切です。
たとえ完璧な振る舞いでなくとも、丁寧に、誠実に向き合おうとする姿勢こそが、もっとも尊ばれる「弔意のかたち」といえるでしょう。
お葬式のむすびすでは、ご参列にあたって不安を感じる方にも、安心して大切な時間を過ごしていただけるよう、事前のご相談から当日のサポートまで、誠実に寄り添ってまいります。
服装や香典、焼香など基本的なマナーはもちろん、会社関係やご親族との関係性に配慮したアドバイスも承ります。
ご葬儀に足を運ぶことは、形式的な行動ではなく、ご遺族の気持ちにそっと寄り添い、故人を偲ぶための大切な行為です。
「どう振る舞えばいいか」「何を持っていけばいいか」そんな疑問がある方も、どうか気負わずにご相談ください。

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