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相談員 : 川﨑 海斗

Funeral Episode

「This is my way」 ご葬儀事例

75歳のお父様。
ご自身の思うままに生きてきた人生ではありますが、その人柄、生き様が魅力的に周囲を惹きつけてきました。
そんなお父様の人生の一部をユーモアと共に振り返ります。

仕事と趣味と

東京は赤羽にあるパン工房の6人兄弟の下から2番目としてお生まれになった故人様。
19歳の頃に親戚筋の推薦もあり、ファッションモデルの道に。
ご結婚を機にご実家のパン工房に就職し、安定した道へ。
他の兄弟も皆さん一族総出でパン工房を大きくしていきましたが、故人様が晩年まで最も力を入れていたのが趣味である釣りの道でした。
八丈島などに遠征に行かれた際には、「船が出ない」とご家族にウソをついて、帰宅を先延ばしにしてた、と息子様達は笑いながらお話をされていました。

カタチ(形式)ではなく、思い思いに

ウソがバレてしまっても憎めないのは、全て故人様の人柄によるもの。
お仕事も決して手を抜かず、その証拠にご長男様が現在は後を継いでおられます。
お打合せ中のその指と着ている服には所々白い粉が。

お父様から受け継いだユーモアも交えながら、そんなお父様だからこそ、形式に縛られず、式次第も無く、それぞれが思い思いに「笑い話」をするのが良いだろう、とお見送りの仕方が決まりました。

皆が笑顔で

「出棺時の花束は誰がお手向けする?」
「お母さんだと恥ずかしがりそうだから、孫がいいんじゃない?」
そんな事を笑顔でお話しながらのお打合せ。
当日もご長男様が「良い父親じゃなかった、若い頃からとんでもなかったのは皆さん知ってるから」と笑い、何度も「親父らしく、笑って話して過ごして欲しい」とおっしゃり、ご親戚皆さんで笑顔の絶えないお見送りとなりました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

高野 孝徳

打合せ時も笑顔が絶えなかったご家族様。
故人様の人柄がそのままお子様方にも受け継がれており、カタチに囚われないお見送りをするべきだ、と感じました。
結果、当日も笑顔が絶えないようご長男様が促していただき、ご納得のいくお見送りをされたご様子でした。

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