無料相談
センター

5月28日水曜日
04:24 am

ただいま対応中です

相談員 : 古家 崇規

Funeral Episode

~愛心伝心(いしんでんしん)~ ご葬儀事例

会社では頼られる課長として、家庭では大切な“パパ”として。
家族と職場の仲間、双方に愛された故人様を、たくさんの思い出と感謝の気持ちに包まれた空間でお見送りしました。

闘病中も家族と職場を想い続けた“パパ”

八王子で生まれ、運送会社の課長として現役で活躍されていた故人様。
1年間の闘病生活を送る中でも、弱音を見せることなく「早く職場に戻らないと」と口にするほど、仕事に誠実で仲間思いな方でした。
ご自宅を訪問した際には、喪主である奥様と、ご長女・ご長男の明るくあたたかな笑顔に迎えられ、ご家族の絆の深さが伝わってきました。
美容室の常連客とスタッフという関係から始まったご夫婦のご縁。物静かでいつもニコニコしている優しい人だったと、家族全員が口を揃えて話してくれました。
野球が大好きで、息子さんの少年野球から大学野球まで応援を続け、家族旅行を心待ちにしていた矢先の旅立ち——ご家族にとって、その時間をどう意味づけ、どう過ごすかが何よりも大切なテーマでした。

家族の想いをかたちにした空間と過ごし方

「パパをちゃんと送りたい」——ご家族3人が同じ方向を向き、深い想いを共有されていたからこそ、私たちも丁寧な対話を重ね、等身大の“パパらしさ”を空間で表現することを目指しました。
式場には故人様が情熱を注いでいた職場のイメージを反映した祭壇を設置し、ステージにはスーツや作業着、帽子を飾りました。
ロビーにはキャンプ好きだった故人様を偲び、人工芝と緑の装飾でアウトドア空間を演出。家族旅行を目前にして旅立たれた背景もあり、「ここにパパがいるみたい」とご長女がそっと口にされた言葉が印象的でした。
また、サプライズでご用意したメッセージをかくメモリアルスクリーンには、多くの会社仲間からの温かい言葉が綴られ、ご家族は一枚一枚を丁寧に手に取り、涙を浮かべながら読まれていました。
お別れの場面では、ご長男が手向けた「筋子入りおにぎり」や、ご家族が用意された甘いお菓子に、故人様への愛情と感謝が込められていました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当葬祭プランナー

高野 孝徳

ご家族の「パパをちゃんと送りたい」という真っ直ぐな想いに、私自身も何度も胸を打たれました。
「十分すぎるほど素晴らしい式でした」「司会の進行が落ち着いていて、安心して喪主を務めることができました」とのお言葉も頂戴し、本当にありがたく思います。
お父様の優しさや強さは、これからもきっとご家族の心の中で生き続けていくと信じています。
ご家族のこれからの人生が、あたたかい記憶と共に穏やかに続いていきますよう、心より願っております。

その他の一般葬のご葬儀事例