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相談員 : 出井 翔一朗

Funeral Episode

空への手紙
ご葬儀事例

妻としてのお母様

静岡県にて6人兄弟の二番目のご長女としてお生まれになった故人様。 幼少期のことは苦労があったせいかほとんどお話を聞くことはなかったようです。 やがて三島国立病院の看護婦に。 そこでご主人様と出逢われました。
ご主人様のご実家は熱海の漁師。
漁師を受け継ぐのが嫌いで、実家を出られやがて故人様の家へ婿養子に入られたそうです。
そこから、ご主人様は住宅会社に勤められ、定年まで勤めあげました。
そんなご主人様を専業主婦として支え続けられました。

ご家族にとってのお母様

故人様のお人柄は穏やかな方で怒ったことがほとんどないとご家族はおっしゃっておりました。
洋服を作るのが得意で子供の為に、服を編んでくれたそうです。
晩年は想定以上の年金が入り旅行三昧だったとか。
日帰りや1泊2日のバス旅行などで晩年はご夫婦の時間を楽しんでいたそうです。 結婚前に働いていた三島国立病院の看護学校。
その時の友達とは年に1回の同窓会を行われており、65歳ぐらいまで頻繁に参加され楽しまれました。

家族思いのお母様のために

既にお空にいらっしゃる故人様。
故人様に可愛がってもらったというひ孫様はそう思っていらっしゃいます。
お孫様、ひ孫様の成長を楽しみに日々を送られ、自らの幸せは二の次として家族の幸せを常に願ってくれた故人様です。
そんな故人様へ当日はお手紙をしたためて頂き、家族皆様から想いを届けていただきました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

平川 雅彦

当日はお別れの際にひ孫様からお手紙の拝読をしていただく予定でしたが、ご長男様の代読となりました。 お花入れの前に最後食べられなかったみかんとお菓子をお手向け頂き、お着物を皆様の手を借りてお手向け。 その後ご長男様によるお手紙の拝読となりました。
あまり悲しみを表に出すご長男様ではなく、故人様も良く生きたなぁと明るく振る舞っていましたが、お手紙を読んでいる際には声を震わせていらっしゃいました。
お見送りの場できちんとお気持ちを伝えて頂く、素敵な時間になったと思います。

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