
葬祭プランナー
鈴木 咲姫
すずき さき
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出身地 / 埼玉県
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出身校 / 国士舘大学
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家族 / 父・母
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資格 / 博物館学芸員の資格を持っています。
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趣味 / 旅行
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好きな本 / 宇宙兄弟
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好きな曲 / SPYAIR、tacica
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好きな映画 / ハリーポッター、ジブリ作品
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葬儀業界を志した理由
葬儀業界を志したきっかけは、曾祖母の葬儀です。
私は「すべての人が、その人にとっての“普通”の葬儀ができる社会」にしたいと考えています。
大学時代に曾祖母を見送りましたが、町の葬儀社の決まったプラン・内容で行われました。もちろんそれが悪いわけではありません。ただ、編み物が好きだった曾祖母にお供えされたのはお花だけ。
小さいころ、私にもカーディガンを編んでくれました。そんな温かいカーディガンが大好きでした。曾祖母にとっては編み針や毛糸がいつもそばにあるのが“普通”でした。けれど、その大切なものをお手向けする提案はありませんでした。
同じような思いをしている方が少なくないと聞きます。そんな方を一人でも減らしたいと思い、「100人100通り」を掲げるむすびすなら理想を実現できると考え、この仕事を選びました。
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実際に葬儀を経験して感じたこと
ご葬儀は「ご遺族のためにある」ということを強く実感しました。
以前は、葬儀とは故人様が安らかに旅立つための儀式だと思っていました。ですが、むすびすで実際にお式を進行する中で、ご遺族の気持ちや弔いの想いから葬儀が形づくられていることを知りました。
その時間は悲しみを癒すきっかけになり、お別れへの準備にもつながります。そこに「100人100通り」の考えが加わることで、よりご遺族の想いに寄り添った葬儀になるのだと感じています。
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仕事において心がけていること・こだわり
私は担当者として、故人様がまるでそこにいるかのような会場・雰囲気づくりを大切にしています。
飾りつけだけでなく、照明の当て方やBGM、ナレーションなどを工夫し、まるで故人様と語り合い、再び会っているかのような没入感を演出することを心がけています。
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将来の目標
私は葬儀を通じて「逝き方」から「生き方」をプロデュースできる人になりたいと考えています。
働く中で、様々な方の人生に触れてきました。「家族に囲まれて温かく過ごしたい」「友人に囲まれて賑やかに見送られたい」
その思いを叶えるために、今の自分はどう生きるべきかを考えるようになりました。
「逝き方」を考えることは「生き方」を考えることだと思います。最後のライフイベントである葬儀を通して、その方の人生がよりよくなるようにお手伝いできる、そんな人になることが目標です。