新社会人の常識、葬儀の作法
葬儀には様々なマナーや作法があり、言動には十分に注意する必要があります。
4月に新社会人となり、今後は同じ会社の方や取引先の方などの葬儀に参列したり、受付などのお手伝いをする機会も増えてきます。
葬儀には様々なマナーや作法があり、言動には十分に注意する必要があります。自分だけでなく会社のイメージにも影響することなので、社会人としてマナーや作法を身に付けておきましょう。
お通夜で気を付けるべきことは身だしなみ
仏式のご葬儀の場合、お通夜と葬儀・告別式のどちらにも参列しなければならないというわけではありません。会社勤めの方は、仕事が終わった後に参列できるお通夜に参列されるのが一般的です。
お通夜に参列する際に、まず注意しなければならないのは身だしなみです。ブラックスーツの着用が一般的です。和服でも問題はありませんが、喪主が着ている和服よりもランクが下でなければならないため、スーツに比べて気を遣うことになります。
女性の場合は、アクセサリーや化粧に気を付ける必要があります。真珠以外のアクセサリーは避け、化粧についても派手にならないように注意しましょう。
お通夜に参列する一般的な流れは、受付で挨拶をする、お香典を渡して芳名帳に記入をする、故人様がお休みなる式場に通してもらってお焼香を行う、という順です。地域によっては、お焼香の後に食事をする、通夜振る舞いに参加することになります。
お香典は、香典袋に入れて袱紗(ふくさ)に包んで持っていくのがマナーです。また袱紗の色は紫色が一般的です。寒色系の色でも良いのですが、暖色系はご祝儀用となりますので、間違っても選ばないよう注意しましょ
焼香の作法のポイントは抹香を落とす回数
お通夜や告別式で行う焼香には正しい作法があります。焼香の手順は以下の通りです。
1.焼香台まで進み、遺影に向かって一礼します。 2.抹香をつまみ、目を閉じて額まで上げ、香炉に落とします(宗派によって異なります)。 3.2の手順を1回から3回ほど行います(厳密には、宗派や寺院によって回数が決まっていますが、時間を取らせないために1回だけ行うケースもあります)。 4.遺影に向かって合掌します。 55.一歩だけ後ろに下がってご遺影に礼をし、次にご家族とご僧侶の方に一礼して元の席に戻ります。
ご自身の前の方のご焼香を真似した場合、もしもその人が間違った作法に則っていると、恥ずかしい思いをすることになりますので、できればご焼香の作法を覚えた上で参列するようにしたいところです。
お香典はいくらくらいが一般的?
お香典にはいくら包むべきでしょう。ご葬儀の作法やマナーと同じく気になる方が多いのではないでしょうか。お香典はお気持ちが大切ではありますが、社会的な地位や立場に応じて金額も変わってきます。
仕事関係の方が無くなられた場合には、ご自身の年齢に合わせるのが一般的で、20代から30代までなら3000円から1万円、40代以降は1万円以上を包むことが多いです。
お香典に包む金額に差が出るのは、基本的に家族や親類が亡くなったケースです。仕事関係の方が亡くなった場合は、ご自身の年齢に合わせるのが一般的で、20代から30代までなら3000円から1万円、40代以降は1万円以上を包むことが多いです。
これに対して義理の両親へのお香典や兄弟、姉妹といったご家族、ご親族の場合には3万円から10万円の間が一般的な相場となっています。
このように、お香典は立場によって包む金額もかなり違いが生じ、また地域によって相場が異なることもありますので、事前に調べておくとよいでしょう。
まとめ
ご葬儀には、服装からご焼香、お香典の金額など、マナーやしきたりがたくさんあって悩みは尽きません。今回紹介したご葬儀のマナーやしきたりは、ごく一部です。気になることがあれば、下調べをしておきましょう。
あわせて読みたい
-
エンゼルケアの流れ
-
家族葬で親族は供花を贈る? 供花の贈り方、価格の相場、基本マナーを解説
供花(きょうか・くげ)は、故人の親族や親しい間柄にある人が、お悔やみの気持ちを込めて霊前に供える花です。 家族葬は、遺族が葬儀の参列者を限定することで、少人数でゆっくりお別れができる小規模な葬儀です。家族葬に親族が供花を贈るときは、葬儀を施行する葬儀社に連絡し、遺族が供花を辞退していないか、宗教・宗派、地域の慣習などを確認することが大切です。 ここでは、家族葬に親族が供花を贈るときの注意すべきポイントについてご紹介します。
-
家族葬の香典返し|家族葬で香典返しが必要なケース、基本的マナーなどを解説
遺族は家族葬の香典を辞退してもいいのか。参列者から「香典返しは不要です」と言われたとき、どのように対応すればいいのか。会社名義の香典や複数人の連名でいただいた香典に対して香典返しは必要かなど、少人数でお別れする家族葬だからこそ悩んでしまう香典のマナーについてご紹介します。
-
葬儀の香典|金額の相場とマナー、香典袋の書き方・渡し方、香典返しの注意点も
通夜、葬儀・告別式の香典(香奠)は、故人にゆかりのある親戚や知人が花や香、供物の代わりに霊前に供える金銭です。 香典は遺族の葬儀費用の負担を軽くするため、また近隣縁者の相互互助的な意味合いがあります。 香典の金額は決まっていませんが、故人との関係によってある程度の目安があります。 香典の相場や包み方、香典返しのマナーについてご紹介します。
-
葬儀に参列する人のマナー|服装・焼香・挨拶・香典の心得
親族や親しい友人から訃報の知らせを受けたとき、葬儀の服装や焼香の作法、お悔やみのマナーそして香典の知識を知っておくことは、遺族への配慮になるばかりでなく、参列者として周囲の調和を乱さないという意味があります。喪主や遺族も列席者への挨拶、お世話になった方へのお礼についても知っておくことが必要です。
-
葬儀の所要時間の目安は? 葬儀の流れ・日程の決め方をご紹介
葬儀は一般的に2日間にわたって行われます。一日目の通夜、二日目に葬儀・告別式と火葬が行われます。しかし、社会の変化や遺族の葬儀に対する考え方によって、葬儀にかかる時間は昔と比べて徐々に短くなる傾向にあります。葬儀の形式による所要時間の違いについて、葬儀のタイムスケジュールに沿ってご紹介しましょう。
-
供花とは?|読み方、贈り方、金額の相場、お礼やお返しまで紹介
供花(きょうか・くげ)は故人の近親者や親しい間柄にある方が、お悔やみの気持ちを込めて霊前に供える花のことです。 供花は基本的に祭壇のまわりや花祭壇の一部として飾りますが、宗旨・宗派、地域の慣習、葬儀の形式、祭壇の種類によっても異なります。 供花を贈る側も、喪家として生花を飾る場合も失礼がないように、供花について知っておきたい知識やマナー、注文の手順、金額の相場についてまとめました
-
葬儀や法要、お墓参りに持参する数珠の意味は? 正式な持ち方、使い方、選び方を解説
仏教では合掌するとき数珠(念珠、誦珠)を用います。数珠は葬儀や法要、墓参りといった仏事に欠かせない身近な仏具のひとつです。それだけに葬儀に参列して焼香をするとき、自分は正しく数珠を扱えているか気掛かりなこともあるはず。数珠の正式な持ち方、使うに際しての基本マナー、選び方まで解説します。
-
お葬式のBGMはスタンダードに。選曲とマナーについて
お葬式で音楽を流すことは一般的となりましたが、選曲や流すタイミングとマナーがあります。
-
葬儀のお通夜と告別式の違いとは?
お通夜と告別式それぞれにどんな意味があるのか、何のために行われるのか、どんな流れで行われるのか
-
逝去から葬儀を終えるまでに必要な手続き
身内の方が逝去したあとの流れを追いながら、必要になる諸手続きについて解説
-
お焼香のマナーや手順
お焼香のマナーや基本的な手順についてご紹介します。
-
香典返しの金額の相場とマナー
いざというときに困らない、香典返しのマナーや金額、選び方を紹介します。
-
葬儀の忌引き休暇の取り方|挨拶マナーを紹介
忌引き休暇は、学校や会社によって扱いや考え方が異なり、申請方法も様々です。
-
喪中はがきのマナーと出すタイミング
喪中はがきを親族に出す、出さないの判断は、付き合いの深さで決まる。
-
葬儀日程の決め方と注意点
-
遺体安置の流れ
病院などから遺体を搬送後、安置施設または自宅へ安置します。
-
葬儀の搬送の流れ
病院で亡くなった場合、故人を自宅、または安置施設に搬送します。
-
火葬・収骨の流れ
ご遺体を火葬し、焼骨を骨壷へ納めるまでの流れをご説明します。
-
危篤のときに家族がやる6つのこと
医師からの危篤の連絡で、病院へ駆けつける際、気をしっかりと持ち、大切な家族との時間を過ごしましょう。
-
葬儀・告別式(仏式)の流れ
地域によっては、葬儀・告別式の前に火葬を行うところもあります。
-
葬儀社との打合せ
葬儀の事前準備として欠かせない、葬儀社との打ち合わせプロセスを詳細に解説。
-
家族内での葬儀の打合せ
家族の話し合いは、なるべく生前に行うことを勧めします。
-
死亡通知 | 葬儀の流れ
ご逝去後の流れについてご紹介します
-
通夜(仏式) | 葬儀の流れ
通夜(仏式)の流れについてご紹介します
-
臨終 | 葬儀の流れ
ご臨終後の流れについてご紹介します
-
遺体処置と納棺 | 葬儀の流れ
ご遺体の処理と納棺は家族の考え、遺体の状況、宗教・宗派に合わせて行います。
-
葬儀のスーツやワンピース、アクセサリーのマナーとは?
スーツやワンピース、アクセサリーのマナーについてご紹介します
-
出棺 | 葬儀の流れ
出棺の流れについてご紹介します
-
葬儀で履いていい靴、ダメな靴。喪服に合う靴
靴はどのような色やデザインが相応しいかご紹介します
-
お布施とは?
金額の相場、封筒の入れ方、表書き、渡し方の見本お布施についての基本知識についてご紹介
-
ご葬儀前に考える5つのこと
ご葬儀を挙げられる前に、確認していただきたいことが5つあります。リストを用意いたしましたので、ご参照ください。
-
初めて喪主になる方へ
あらかじめ知っておきたい6つの項目をご紹介します。
-
ご葬儀の流れ
ご依頼をいただいてから、通夜・告別式、アフターサポートまでの流れをご紹介します。
-
還骨法要の流れ
還骨法要の一般的な流れをご紹介しますが、地域によって異なる場合があります。
私たちが大切な旅立ちを
お手伝いします。
ご葬儀への不安や疑問を解消するため、専門の相談員が24時間365日対応いたします。
残されたご家族が豊かに生きるために、私たちが精一杯お手伝いいたします。
-
中西 実
-
谷花 美穂
-
有坂 立朗
-
高野 孝徳
-
平川 雅彦
-
山本 衣理
-
小野崎 敦
-
植竹 祐公
-
鳥本 拓
-
古家 崇規
-
吉岡 雄次
-
能藤 有紗
-
中村 元紀
-
廣間 一生
資料請求・ご相談はこちらから
既に他の葬儀社で御遺体を搬送されたあとでもご依頼可能です。
大切な方との最期のお別れは、信頼できる葬儀社をお選びください。
-
電話をかける(通話無料)
深夜・早朝 24時間365日承ります
-
資料請求・無料見積
お葬式とわからない封筒でお届け
お葬式ガイドブックを無料で同封
-
LINEで簡単相談
感染予防に配慮したご葬儀相談窓口
-
24時間365日。専門のスタッフが対応します。
0120-74-9072
どんなことでもお気軽にご相談ください。